株式会社ANSeeN<浜松市中区>
プラント配管向け高精度減肉計測用X線ラインセンサの開発
株式会社ANSeeN は、2011年に設立した大学発ベンチャーです。放射線を効率的に検知できる化合物半導体センサであるCdTe(通称:カドテル)の性能を最大限に発揮する製造プロセス技術、放射線の光子を1つずつ検知可能なフォトンカウンティング回路、大面積化を可能にする高精度タイリング技術の3つのコア技術の組合せで、革新的な放射線センシングデバイスを実現します。
今回、経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業(事業管理機関:浜松地域イノベーション推進機構)を活用し、老朽化した配管の保守メンテナンスのために、配管の肉厚を非接触で測定できる X線エッジ計測技術の開発、製品化を行いました。これにより、仮設足場を設置し配管保温材を撤去して定期検査をしている膨大な経費を抑え、化学プラント等を始めとする産業・エネルギーインフラの持続的かつ安全な稼働を支えることができると共に、川下企業の人材の減少などにも対応できるようになります。