静岡製機株式会社<袋井市>
農林業のニーズに応える小型・低コストバイオマスガス化発電システムの開発
静岡製機株式会社は、穀物乾燥機や農産物低温貯蔵庫などの農産物関連機器、業務用熱機器、環境関連機器の製造および販売の事業を展開しています。
平成28~30年度サポイン事業では、静岡製機が中心となり、小型・低コストバイオマスガス化発電システムためのパドル式ガス化炉、バイオマスガス化発電システム、タール改質触媒等を開発しました。財団にはサポイン事業の事業管理機関として、進捗管理や経理書類の確認等について支援をいただきました。
現在、バイオマス発電では、5,000kW以上の大型プラントが9割以上を占めており、その結果、隣接する地域での用材の取り合いや海外資源への依存の問題が生じています。そこで、この問題を解決する200kWの小型多種バイオマスガス化発電システムを実用化し、再生可能エネルギーによる地域活性化を目指しています。今後、実証機のフィールドテストを経て、2022年度に事業化を計画しています。