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2023.10.17
A-SAP第11期(株)オリエンテック×静岡大学 プロジェクト完了
A-SAP 産学官金連携イノベーション推進事業第11期プロジェクト動画のご案内
「高速道路整備の3Kを改善したい
産学連携による日本で初めての簡易型ラバーコーン設置・回収装置の開発」
高速道路の整備を行う際に欠かせないのがラバーコーンの設置です。
現在は、重さ3㎏以上のラバコーンを数百メートルにわたって均等に設置するという作業を
人の手で行っています。
間近を100㎞で走行する車や大型トラックがの中、
作業車の荷台からのラバコーンの上げ下ろしは重労働なうえに
大変危険を伴う作業であり、人で不足や高齢化も大きな課題となっています。
そこで、株式会社オリエンテックはこの問題を解決すべく、A-SAP事業を活用し
静岡大学 工学部 橋本岳先生とプロジェクトを実施し、ラバーコーンの種類を問わず、
安全・確実・スピーディー、そして作業者の負担を軽減する新たな機構の開発を目指します。
A-SAPでは、作業速度でラバーコーンの設置間隔を正確に測定する画像計測アルゴリズムと、
ラバーコーンの様々なスペックに対応し確実に設置・回収できる機構を開発し
走行実験による目標を達成しました。
↑ 開発した機構の試作
↑ 画像計測用カメラ
現在は、大手企業数社からお声がかかり、次の試作に向けて
共同で改善、実験を繰り返し製品化に向けて邁進しています。
ぜひ、株式会社オリエンテックと静岡大学 工学部 橋本教授とのプロジェクト成果を
ご覧ください。