成果事例
省エネクレープロボット
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自動クレープ生地焼成機を外食産業へ普及させるために、省電力化の検討と熱源の試作を行った。その結果消費エネルギーを約7%削減したことが確認でき、またさらなる省エネに向けた知見が得られた。
- 課題
- 自社製品の自動クレープ生地焼成機“クレープロボット「Q」”は外食産業の人手不足問題の解決手段として期待されている。しかし消費電力が大きいことが普及の課題となっており、クレープを焼く熱源の省エネ化が求められている。この開発には熱工学的知見が必要なため、A-SAPに依頼した。
- プロジェクト概要
- 現行機のプレート温度分布、ヒートロスおよび消費電力を評価・数値化し、エネルギー効率を高めるべく断熱設計、加熱方法および熱源の最適化を検討した。
これをもとに中赤外線ランプヒーターを使った試作品を作成し、現行の性能を維持しつつ消費エネルギーを約7%削減したことが確認できた。さらに、熱源を変えたことによりIH調理器特有の電磁界規制に対する特別な対応が不要となり、また電子制御回路も簡略化できた。
- 期待される効果
- 全国展開しているアイスクリームチェーンへ導入すべく、実店舗でのテストが始まっている。ここの全店舗への導入を目指す。また小型のものも製品化し、ホテルのビュッフェやファミリーレストランへの展開も図る。
- 関連した光技術
- 熱エネルギー(中赤外線ランプヒーター)