成果事例
高齢者の健康を支えるVRチェアヘルスケア機器の開発
Information
- インタビュー動画
椅子型のVR操作機器「VRチェア」を開発し、VRゴーグルと組み合わせることで仮想空間内を自由に移動できるヘルスケアシステムを開発した。ゲーム感覚で楽しめる4種類のエクササイズアプリも開発、実装して通所介護事業所にて実証実験を実施した。
- 課題
- コンピュータで構築されたVR(仮想現実)空間内を自由に歩き回れるよう、家庭の限られた空間でも使用可能な “VR椅子型機器”を発案し、エンターテイメント用途の他、高齢者のリハビリ用途への展開も検討しているが、ユーザの操作をVR空間内での動作情報に変換する精度などに課題があり、ハードウェアの改良と高性能アルゴリズムの開発に協力が欲しい。
- プロジェクト概要
- 高齢者でも容易かつ安全、効果的に全身運動と認知トレーニングが同時に行えるよう、椅子型のVR操作機器「VRチェア」を試作し、VRゴーグルと組み合わせることで着座状態での自然な動作で仮想空間内を自由に移動できる「VRチェアを中核としたヘルスケアシステム」を開発した。ゲーム感覚で楽しめるエクササイズアプリも開発、実装し、訓練中の動作分析や体の可動域検査に応用できる機能も実装した。通所介護事業所にて実証実験を実施して、着座状態でも立位での運動に近いエクササイズ効果が期待できることを確認した。
- 期待される効果
- ヘルスケアシステム(効果的なエクササイズを実現する新しい健康増進機器、運動機能と認知機能を同時に訓練できる新しいエクササイズ機器)の販売およびメンテナンス、新規アプリの開発と販売。一般のVRアプリケーションやゲームの入力機器としての応用展開。
- 関連した光技術
- ステレオカメラ、360度カメラ、VRゴーグル