成果事例
保護ウィンドウ汚れ程度センシング
Information
- インタビュー動画
レーザーケレン作業装置のレーザーヘッド内部の保護窓の交換時期を判断するため、保護窓に付着するスパッタ痕などの汚れの程度を自動判定するオフライン型(装置本体に対し別体型として実現)ユニットを開発した。
- 課題
- レーザーケレン(建築物のサビ・塗膜などをレーザー光で除去)作業は、屋外で人がレーザーヘッドを持って作業するため、照射条件の管理が困難で内部の保護窓への汚れの付着頻度が高い。加工品質の維持、安全確保のため、保護窓が汚れたら交換したいが、汚れの確認方法が目視しかなく、判断基準もあいまいになりやすい。保護窓の汚れ検知機構を開発したい。
- プロジェクト概要
- レーザーケレン作業装置のレーザーヘッド内部の保護窓への汚れの付着の程度を自動判定する
オフライン型(装置本体に対し別体型として実現)ユニット開発のため、窓汚れの光学的特性分析、及び、画像解析、などの基礎計測を行い、必要となるセンサ等を選定し、ユニットを試作して評価試験を実施、汚れ程度の自動判定に目途が立った。さらに、将来オンライン型(装置本体への組み込み型)を実現するために必要となる基礎データを得た。
- 期待される効果
- オフライン型装置により、現場に於いて多種多様な保護窓汚れを撮像&解析できるようになり、これまでは不可能であった現場でのデータ蓄積が可能となった。
- 関連した光技術
- レーザー加工(ケレン)、カメラ、LED光源、画像解析