A-SAP

A-SAP - 光技術、電子技術を活用した産学官金連携イノベーション推進事業

成果事例

植物三次元計測装置のプロトタイプ開発

Information

株式会社フィトメトリクス

光産業創成大学院大学

実施期間
2021年5月~2021年11月
申請企業
株式会社フィトメトリクス 代表取締役社長 戸田 陽介
プロジェクトリーダー
花山 良平:光産業創成大学院大学 光情報・システム分野 准教授
スカウト
森 芳孝:光産業創成大学院大学 光エネルギー分野 准教授
ビジネス財務コーチ
石塚 昇平:浜松磐田信用金庫

植物を対象とした表現型計測(植物フェノタイピング)に適した三次元形状計測装置の試作品が完成し、農薬開発や遺伝子組み換えなどの研究・開発分野に向けた事業化を一歩前進させることができた。

課題
自社の研究成果を活かし、植物を対象とした表現型計測(植物フェノタイピング)のための三次元形状計測手法を研究分野へ提供するシステムの事業化を進めている。しかし、ポット植えのトマトやイネなどの中型作物1個体レベルでの三次元データを取得するのに適当な価格と精度を満足する装置が市場にないため、その実現のアイデアと試作をA-SAPに依頼した。
プロジェクト概要
直径10cm×高さ30cm程度の植物を対象とした植物三次元計測装置の試作機を構築した。ToFカメラ、可視光カメラ、近赤外カメラを検出器として用い、これにて三次元形状情報と色彩情報を同時に取得することが可能となる。
植物の形状計測の実証を行い、葉を判別可能な程度の三次元形状データの取得が可能であることを確認した。
期待される効果
農薬開発や遺伝子組み換えなどの研究・開発を行う国内外の大学・研究機関、企業を対象とし、本事業の成果物を活用した表現型計測(植物フェノタイピング)のための3D形状計測手法を提供する事業を進める。
関連した光技術
ToFカメラ、可視光カメラ、近赤外カメラ、三次元計測

ホーム » 成果事例 » 植物三次元計測装置のプロトタイプ開発