成果事例
誰でも使える非対面型対話インターフェイス
Information
- インタビュー動画
自社の映像技術による仮想人物との対話システムを医療分野に応用するにあたり、日本語による質問から最適な回答を選択するアルゴリズムの高速化と低コスト化を実現し、それを問診システムに組み込むことが可能となった。
- 課題
- 自社の得意とする映像技術により仮想人物との対話を行うシステムを開発しており、それには質問から最適な回答を選択するアルゴリズムを組込む必要がある。しかし⽇本語の質問内容を高い精度で認識し、選択できるエンジンは少なく、また経費面からもそれらをシステムに組み込むのは困難であった。そこで独自の日本語対話システムの開発をA-SAPに依頼した。
- プロジェクト概要
- 従来技術のチャットボットのような、一回の対話で最も正しい答えを導くシステムとは違い、複数回の対話を通して相談者がほしい回答に近づけるシステムを目標として対話アルゴリズムを構築した。その結果カメラからユーザの性別と年齢を推定し、音声で症状を入力すると、その認識結果からシステムの応答発話を選択し映像と音声で応答を行うことで、所定の科の受診を提示する問診システムを開発することができた。また質問の発話から応答までの時間が2秒以内、正答率が80%以上であることを確認した。
- 期待される効果
- 今回開発した問診システムは、病院へ行く前の未病対策を目的としたもの、さらに医療現場にて診断前の問診を行い、医師による実際の診断を補助するといった業務支援を目的としたものに発展することを期待している。
- 関連した光技術
- カメラ・映像技術・画像認識