理事長挨拶

　人口減少社会を迎え、デジタルトランスフォーメーションへの期待が日々高まる中、時流の先取はもとより、産業構造の大転換への対応は、地域企業の持続的発展に大変重要となります。
　当財団は、未来を拓く頑張る中小企業を応援する支援機関として、経営・技術・知財の3分野の専門家を配置し、課題解決に向けた相談対応に加え、技術開発支援や人材育成など、様々な事業に取り組んでいます。

　1981年の前身財団設立から数えて間もなく40周年を迎え、この間培った地域とのつながりや支援ノウハウを十分に活用するとともに、「情報力」、「対応力」、「組織力」、「地域力」の強化を図り、地域が一丸となって時代の難局を乗り越えられる支援を進めてまいります。
　財団内のフォトンバレーセンターと次世代自動車センターでの、それぞれの専門分野における支援事業に加え、令和2年4月には、産業用ロボットやIoTの導入・参入支援のワンストップ窓口となる「スマートものづくり支援デスク」を設置し、この分野の取組を強化しております。また、突然訪れたコロナ社会への緊急的対応への支援策も講じております。

　このように社会の変化に迅速かつ柔軟に対応し、産学官金連携のもと、地域の産業経済に貢献することにより、将来にわたる地域の持続的な発展に寄与してまいります。

令和2年6月22日
公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構
理事長　古橋利広